みつばち逃亡
2022.08.02 (Tue)
先日まで順調に行っていると思っていた日本みつばちですが、大事件が起きました😭
数日前の昼下がり、巣箱の上空に急に大量のみつばちが飛び交い始めたんのです。そしてあっという間にどこかに飛び去るみつばちの集団。この時期にも分蜂(巣分かれ)が発生する場合はあるのですが、嫌な予感がして夜になってから巣箱を覗いてみたところほぼ空っぽのもぬけの殻…
何らかの理由で群れごと引越しを行うことがあるんです。せっかく少しずつ大きくなってきた巣なのに大ショックでした。
空になった巣箱をそのままにしておいても他の虫に食い荒らされるだけなので泣く泣く処理を行います。段をバラしてひっくり返した状態。綺麗な巣板ができています。

まだ凝縮が足りないので薄いサラサラの状態ですが蜜も貯まっています。

断面はこんな感じですね。いくらかの幼虫も残っています。

残った蜜を取り出すために巣板を割ってザルに置き自然に蜜を垂らして集めました。残った巣は溶かして蜜蝋を回収することにします。

日本みつばちが去ってしまった原因は定かではないですが、巣の様子から餌が足りず蜜が十分に集められなかったのではないかとの推察ができます。春や秋とは違い花が少なくなる夏は餌不足に陥りやすいそうです。
今年は上手くいかなかったですが色々勉強をしてまた今後再チャレンジしたいですね。頑張ります!
数日前の昼下がり、巣箱の上空に急に大量のみつばちが飛び交い始めたんのです。そしてあっという間にどこかに飛び去るみつばちの集団。この時期にも分蜂(巣分かれ)が発生する場合はあるのですが、嫌な予感がして夜になってから巣箱を覗いてみたところほぼ空っぽのもぬけの殻…
何らかの理由で群れごと引越しを行うことがあるんです。せっかく少しずつ大きくなってきた巣なのに大ショックでした。
空になった巣箱をそのままにしておいても他の虫に食い荒らされるだけなので泣く泣く処理を行います。段をバラしてひっくり返した状態。綺麗な巣板ができています。

まだ凝縮が足りないので薄いサラサラの状態ですが蜜も貯まっています。

断面はこんな感じですね。いくらかの幼虫も残っています。

残った蜜を取り出すために巣板を割ってザルに置き自然に蜜を垂らして集めました。残った巣は溶かして蜜蝋を回収することにします。

日本みつばちが去ってしまった原因は定かではないですが、巣の様子から餌が足りず蜜が十分に集められなかったのではないかとの推察ができます。春や秋とは違い花が少なくなる夏は餌不足に陥りやすいそうです。
今年は上手くいかなかったですが色々勉強をしてまた今後再チャレンジしたいですね。頑張ります!
日本みつばちレポート
2022.07.17 (Sun)
捕獲から八週間が経ちました。ときどき中の様子を見ていたのですが、徐々に巣が大きくなって蜂の数も増えてきました!今のところ順調な様子で一安心。
そろそろ次の工程に入るのですが、みつばちの巣の拡大に合わせて段を増やしていくんです。一番下は巣門と言ってみつばちが出入りできるようになっているのでその上に段を入れます。そうやって徐々に段を積み上げていきます。
みつばちの巣は天井から出来始め下に向かって伸びます。巣が伸びてくると一番上が蜜を貯める場所、その下に食糧となる花粉、一番下が育児スペースとなります。巣が大きくなって蜜がたっぷり溜まってきたら一番上の段を枠ごと切り取るようにして蜜を採取するんです。まあ、今年はまだまだで早くて来年だと思いますけどね…それまで元気に群れが大きくなって欲しいものです♪
まずは屋根を外して前に入れたアカリンダニ対策のメントールの残り具合を確認。
入口から中を拝見。かなり巣が伸びてきています。いい感じ〜。
段を足して屋根を戻して完了です!また時々中の様子を見て巣板が伸びてきたら段を足していく予定です。

みつばちの飼育はそれなりにトラブルに見舞われることも多く、採蜜まで辿り着くのはなかなか難しいことみたいです。夏の暑さで蝋でできた巣が溶け落ちる巣落ち、天敵のアカリンダニが寄生する、天敵のスムシ(蛾)の幼虫が侵入する、農薬にやられる、大スズメバチに襲われる、などなどで巣が全滅することもよくある話なんです。なんとか無事に大きくなって欲しいものですね。
そろそろ次の工程に入るのですが、みつばちの巣の拡大に合わせて段を増やしていくんです。一番下は巣門と言ってみつばちが出入りできるようになっているのでその上に段を入れます。そうやって徐々に段を積み上げていきます。
みつばちの巣は天井から出来始め下に向かって伸びます。巣が伸びてくると一番上が蜜を貯める場所、その下に食糧となる花粉、一番下が育児スペースとなります。巣が大きくなって蜜がたっぷり溜まってきたら一番上の段を枠ごと切り取るようにして蜜を採取するんです。まあ、今年はまだまだで早くて来年だと思いますけどね…それまで元気に群れが大きくなって欲しいものです♪
まずは屋根を外して前に入れたアカリンダニ対策のメントールの残り具合を確認。
入口から中を拝見。かなり巣が伸びてきています。いい感じ〜。
段を足して屋根を戻して完了です!また時々中の様子を見て巣板が伸びてきたら段を足していく予定です。

みつばちの飼育はそれなりにトラブルに見舞われることも多く、採蜜まで辿り着くのはなかなか難しいことみたいです。夏の暑さで蝋でできた巣が溶け落ちる巣落ち、天敵のアカリンダニが寄生する、天敵のスムシ(蛾)の幼虫が侵入する、農薬にやられる、大スズメバチに襲われる、などなどで巣が全滅することもよくある話なんです。なんとか無事に大きくなって欲しいものですね。
日本みつばちレポート
2022.06.19 (Sun)
捕獲からおよそ1ヶ月が経った日本みつばちの巣箱の様子を見てみました。

日中はこんな感じで忙しそうに出入りしています。よく見ると帰ってくる蜂は足に黄色や白い花粉の球をつけていますね。花の蜜だけではなくこの花粉もみつばち達の食糧になります。
これは夜の巣箱の中の様子。日が暮れると働き蜂も皆巣に帰ってきて一塊になっています。蜂に覆われて巣自体の姿は見えませんが少し大きくなっているみたいですね。この時期は新しい女王蜂が産卵して蜂がどんどん増えて群れが大きくなる時期でもあります。
とりあえず元気そうな様子で一安心でした。今後は巣の成長に合わせて中間に巣箱を足していきます。巣が大きくなってくると上の方は蜜や花粉を貯める場所、下の方は産卵をし子供を育てる場所となります。蜜がたっぷり溜まってきたら採蜜となるのですが今年はまだ無理かな〜?順調に行っても来年ぐらいかなと思っています。楽しみですね♪

日中はこんな感じで忙しそうに出入りしています。よく見ると帰ってくる蜂は足に黄色や白い花粉の球をつけていますね。花の蜜だけではなくこの花粉もみつばち達の食糧になります。
これは夜の巣箱の中の様子。日が暮れると働き蜂も皆巣に帰ってきて一塊になっています。蜂に覆われて巣自体の姿は見えませんが少し大きくなっているみたいですね。この時期は新しい女王蜂が産卵して蜂がどんどん増えて群れが大きくなる時期でもあります。
とりあえず元気そうな様子で一安心でした。今後は巣の成長に合わせて中間に巣箱を足していきます。巣が大きくなってくると上の方は蜜や花粉を貯める場所、下の方は産卵をし子供を育てる場所となります。蜜がたっぷり溜まってきたら採蜜となるのですが今年はまだ無理かな〜?順調に行っても来年ぐらいかなと思っています。楽しみですね♪
日本みつばちレポート
2022.06.05 (Sun)
先日、初めて捕獲に成功した日本みつばちですが、あれから二週間が経ちどうなったかご紹介します。
庭の一角にこんな感じで設置してある巣箱。捕獲してきた後は定着するまであまり刺激しないように遠巻きに様子を見ていました。それなりに蜂の出入りがあるのでとりあえず巣作りに励んでいる様子。

日本みつばちにはアカリンダニという天敵の寄生虫がいて全国の養蜂家たちを悩ませているんです。その対策としてメントール成分が有効ということで巣箱に入れてみました。
小さな結晶状のメントールを湯煎で溶かしタブレット状にしました。プラ容器に入れて蜂に触れないようにネットで包みました。常温で徐々に昇華していくので巣の上部に設置します。


巣箱の一番上の蓋を開けると簀状の中蓋があります。ここにメントールを置くと空気より重いので巣全体に広がるというわけです。

そして、巣の中がどんな状態になっているかちょっとだけ覗いてみました。
おーー!!すごい!蜂の巣ができてる!ちょっとした感動です。頑張って群れを大きくしてどんどん巣の勢力を拡大していって欲しいものです♪
庭の一角にこんな感じで設置してある巣箱。捕獲してきた後は定着するまであまり刺激しないように遠巻きに様子を見ていました。それなりに蜂の出入りがあるのでとりあえず巣作りに励んでいる様子。

日本みつばちにはアカリンダニという天敵の寄生虫がいて全国の養蜂家たちを悩ませているんです。その対策としてメントール成分が有効ということで巣箱に入れてみました。
小さな結晶状のメントールを湯煎で溶かしタブレット状にしました。プラ容器に入れて蜂に触れないようにネットで包みました。常温で徐々に昇華していくので巣の上部に設置します。


巣箱の一番上の蓋を開けると簀状の中蓋があります。ここにメントールを置くと空気より重いので巣全体に広がるというわけです。

そして、巣の中がどんな状態になっているかちょっとだけ覗いてみました。
おーー!!すごい!蜂の巣ができてる!ちょっとした感動です。頑張って群れを大きくしてどんどん巣の勢力を拡大していって欲しいものです♪
養蜂計画その後
2022.05.23 (Mon)
先日から始まった「日本みつばち」の養蜂計画なのですが、日本みつばちはGW頃に分蜂(繁殖のための巣別れ)のピークを迎えます。お店の外壁に住んでいる日本みつばちもそれっぽい行動は見せたものの捕獲などは上手くいかずがっかりしていました。あとは設置してある巣箱に自然入居する可能性に期待するだけ…と思っていたのです。
ところが急転直下!勝沼の知り合いから「葡萄畑にみつばちが集まってるよ!」と教えてくれたんです。わわわっ分蜂だ!捕獲に行こう!と慌てて巣箱などを車に積み込み駆けつけました。
こんな感じで樹の枝などに逆さ円錐状にみつばちが球になることを蜂球(ホウキュウ)と言って、元の巣から出てきた一群が一旦集まり行き先を検討する行動なんです。今回はこれを用意した巣箱にそっと入れて、そのまま定着してくれるようにする作戦!

なんせ初めての経験なので思った通りにはなかなか行かないですが用意した袋になんとかみつばちを入れました。

これを巣箱に近づけて中に入るように促します。みつばちは薄暗いところが好きなので落ち着いてくると自然に中に集まり始めます。

分蜂の時はその行動に集中しているので刺したりはしにくいとは言いますが、それでもたくさんの蜂に近づくのは怖いもの。念の為用意しておいた防護服が役に立ちました。ネットで買った安価なものですが日本みつばち対策にはこれぐらいでまあ大丈夫。

首の下がファスナーで開くので水分補給もOK!

しばらく悪戦苦闘していたら大体のみつばちが巣箱の中に移動しました。巣箱の中の様子はこんな感じ。
この後はこのまま夜まで放置します。その間に周辺にいる残りのみつばちも箱の中の群れに合流するはず。みつばちは夜間は行動しないので夜になるのを待って持って帰る作戦です。
8時ごろに再び現地を訪れるとみつばちの群れはすっかりおとなしくなって巣箱の中で球状になっていました。入り口にガムテープを貼って車に積み込みゆっくり走って帰りました。エリソンの庭の元の設置場所に置いてミッション完了!
捕獲した巣箱をすぐに移動させるのはみつばちの群れを巣箱に定着させるためにも重要な作業なんです。元の巣の周辺だと土地勘があるのでもっと良い棲家を探して再び出発する可能性がありますが、数キロ移動させると土地勘がないため用意された棲家で「まあいっかー」と納得してくれる可能性が上がるそうです。
翌朝、様子を見てみると数匹のみつばちが出入りしている様子。あまり刺激したくないので中は見ませんでしたがなんとか今の所は順調なようです。後は巣を作り始めたのが確認できればOK!楽しみに見守りたいと思います。
ところが急転直下!勝沼の知り合いから「葡萄畑にみつばちが集まってるよ!」と教えてくれたんです。わわわっ分蜂だ!捕獲に行こう!と慌てて巣箱などを車に積み込み駆けつけました。
こんな感じで樹の枝などに逆さ円錐状にみつばちが球になることを蜂球(ホウキュウ)と言って、元の巣から出てきた一群が一旦集まり行き先を検討する行動なんです。今回はこれを用意した巣箱にそっと入れて、そのまま定着してくれるようにする作戦!

なんせ初めての経験なので思った通りにはなかなか行かないですが用意した袋になんとかみつばちを入れました。

これを巣箱に近づけて中に入るように促します。みつばちは薄暗いところが好きなので落ち着いてくると自然に中に集まり始めます。

分蜂の時はその行動に集中しているので刺したりはしにくいとは言いますが、それでもたくさんの蜂に近づくのは怖いもの。念の為用意しておいた防護服が役に立ちました。ネットで買った安価なものですが日本みつばち対策にはこれぐらいでまあ大丈夫。

首の下がファスナーで開くので水分補給もOK!

しばらく悪戦苦闘していたら大体のみつばちが巣箱の中に移動しました。巣箱の中の様子はこんな感じ。
この後はこのまま夜まで放置します。その間に周辺にいる残りのみつばちも箱の中の群れに合流するはず。みつばちは夜間は行動しないので夜になるのを待って持って帰る作戦です。
8時ごろに再び現地を訪れるとみつばちの群れはすっかりおとなしくなって巣箱の中で球状になっていました。入り口にガムテープを貼って車に積み込みゆっくり走って帰りました。エリソンの庭の元の設置場所に置いてミッション完了!
捕獲した巣箱をすぐに移動させるのはみつばちの群れを巣箱に定着させるためにも重要な作業なんです。元の巣の周辺だと土地勘があるのでもっと良い棲家を探して再び出発する可能性がありますが、数キロ移動させると土地勘がないため用意された棲家で「まあいっかー」と納得してくれる可能性が上がるそうです。
翌朝、様子を見てみると数匹のみつばちが出入りしている様子。あまり刺激したくないので中は見ませんでしたがなんとか今の所は順調なようです。後は巣を作り始めたのが確認できればOK!楽しみに見守りたいと思います。