新ワイナリー「カーヴ・アン」訪問
2023.03.01 (Wed)
今回はリリース間近の話題の新設ワイナリーを訪問してきました。
山梨市に2022年に設立された「カーヴ・アン」さんです。
公式サイトはこちら!https://cave-an.com/
新設ワイナリーと言ってもオーナー・ワイン・グローワーの安蔵正子さんは勝沼町の丸藤葡萄酒で長年ワイン作りに携わってきたベテランの栽培醸造家なんです。その安蔵さんがほぼ一人で栽培と醸造をおこなうワイナリーが「カーヴ・アン」です。

初リリース間近ということでワイナリーや畑の見学と今後のお話を伺ってきました。
ワイナリーの目の前には山梨市のフルーツ公園で有名な万力山(まんりきやま)。この万力山にカーヴ・アンのブドウ畑が点在しています。

安蔵さんに畑を案内してもらいました。

自園で栽培してるブドウ品種は、甲州、プティ・マンサン、アルバリーニョ、メルロー、タナ、プティ・ヴェルド。他に少量の甲州を購入しています。
長年の経験からヨーロッパ系の醸造品種でも垣根仕立てではなく棚栽培の方が山梨の土地に合っているのではとの思いから棚仕立てを多くしているそうです。万力山のこの斜面はほぼ南向きの日当たりの良さが特徴で、勝沼や塩山とはまた違った環境が窺えます。近くにはドメーヌオヤマダや金井醸造場の畑も点在していますね。勤めている時から自分の畑を借りてブドウ栽培に取り組んでいて、当時は丸藤葡萄酒にブドウを卸してワインにしていました。なので畑によっては10年以上の樹齢を数えているものもあり、できるワインも期待充分です。



富士山が青空に映えます!



ワイナリー内部を見学させてもらいます♪
見て驚くのは実にミニマルな設備。うちの隣のペイザナ中原ワイナリーも小さいワイナリーですがそれ以上です。実は醸造免許にも違いが合ってカーヴ・アンはワイン特区という制度を利用しているんです。大きな違いは年間に必要な醸造量が2000リットルまで引き下げられること。750ml瓶換算で2700本弱、ブドウの収穫量で3トン強ということになります。通常の醸造免許の交付には6000リットルが必要なんです。
小規模なワイナリーを立ち上げやすいように規制緩和されているというわけなんですね。ただこの制度を使って醸造免許を取得するとワインを作るのに市内のブドウしか使用してはいけないというルールがあるそうです。将来醸造量が増えてきて畑を拡張したくなった時には通常の醸造免許に切り替えるかもしれませんが、当面は一人で栽培醸造できる範囲で行くそうです。

木樽と同じ酸素の透過率のプラ製タンク。

瓶詰め装置。

収穫したブドウは原則として一晩冷蔵庫で冷やしてから醸造に入ります、液にしてから温度を下げるよりも素早く目的の温度にするため。

収穫量に合わせてタンクのサイズを変えます。ちっちゃいタンクですね。

ブドウやタンクや樽の移動に使うフォークリフト。舗装面以外も走れるように選んだらなかなか大きなフォークリフトになったそう。

木樽は一部赤ワインが入っています。このワイナリーで仕込んだ赤ワインの初リリースは2024年の予定。楽しみですね!

5月ごろには3種類の白ワインのリリースを予定しています。もちろんエリソン・ダン・ジュールにも入荷予定ですのでお楽しみに!
カーヴ・アンは一人で栽培醸造を行っているミニワイナリーですので原則としてワイナリー訪問は受け付けていません。イベント時などでは訪問できることもあるかもなので情報をお待ちください。
山梨市に2022年に設立された「カーヴ・アン」さんです。
公式サイトはこちら!https://cave-an.com/
新設ワイナリーと言ってもオーナー・ワイン・グローワーの安蔵正子さんは勝沼町の丸藤葡萄酒で長年ワイン作りに携わってきたベテランの栽培醸造家なんです。その安蔵さんがほぼ一人で栽培と醸造をおこなうワイナリーが「カーヴ・アン」です。

初リリース間近ということでワイナリーや畑の見学と今後のお話を伺ってきました。
ワイナリーの目の前には山梨市のフルーツ公園で有名な万力山(まんりきやま)。この万力山にカーヴ・アンのブドウ畑が点在しています。

安蔵さんに畑を案内してもらいました。

自園で栽培してるブドウ品種は、甲州、プティ・マンサン、アルバリーニョ、メルロー、タナ、プティ・ヴェルド。他に少量の甲州を購入しています。
長年の経験からヨーロッパ系の醸造品種でも垣根仕立てではなく棚栽培の方が山梨の土地に合っているのではとの思いから棚仕立てを多くしているそうです。万力山のこの斜面はほぼ南向きの日当たりの良さが特徴で、勝沼や塩山とはまた違った環境が窺えます。近くにはドメーヌオヤマダや金井醸造場の畑も点在していますね。勤めている時から自分の畑を借りてブドウ栽培に取り組んでいて、当時は丸藤葡萄酒にブドウを卸してワインにしていました。なので畑によっては10年以上の樹齢を数えているものもあり、できるワインも期待充分です。



富士山が青空に映えます!



ワイナリー内部を見学させてもらいます♪
見て驚くのは実にミニマルな設備。うちの隣のペイザナ中原ワイナリーも小さいワイナリーですがそれ以上です。実は醸造免許にも違いが合ってカーヴ・アンはワイン特区という制度を利用しているんです。大きな違いは年間に必要な醸造量が2000リットルまで引き下げられること。750ml瓶換算で2700本弱、ブドウの収穫量で3トン強ということになります。通常の醸造免許の交付には6000リットルが必要なんです。
小規模なワイナリーを立ち上げやすいように規制緩和されているというわけなんですね。ただこの制度を使って醸造免許を取得するとワインを作るのに市内のブドウしか使用してはいけないというルールがあるそうです。将来醸造量が増えてきて畑を拡張したくなった時には通常の醸造免許に切り替えるかもしれませんが、当面は一人で栽培醸造できる範囲で行くそうです。

木樽と同じ酸素の透過率のプラ製タンク。

瓶詰め装置。

収穫したブドウは原則として一晩冷蔵庫で冷やしてから醸造に入ります、液にしてから温度を下げるよりも素早く目的の温度にするため。

収穫量に合わせてタンクのサイズを変えます。ちっちゃいタンクですね。

ブドウやタンクや樽の移動に使うフォークリフト。舗装面以外も走れるように選んだらなかなか大きなフォークリフトになったそう。

木樽は一部赤ワインが入っています。このワイナリーで仕込んだ赤ワインの初リリースは2024年の予定。楽しみですね!

5月ごろには3種類の白ワインのリリースを予定しています。もちろんエリソン・ダン・ジュールにも入荷予定ですのでお楽しみに!
カーヴ・アンは一人で栽培醸造を行っているミニワイナリーですので原則としてワイナリー訪問は受け付けていません。イベント時などでは訪問できることもあるかもなので情報をお待ちください。
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